両家から結婚の承諾をもらったら、いよいよ結婚式ですね。
自分たちにとって大切な1日に、ゲストにも楽しんでもらいたいという思いもあるはず。
しかし、結婚式や披露宴にかかる費用も気になるのではないでしょうか?
結婚式の費用とそのほかの気になる疑問について説明します。
Contents
1. 結婚式と披露宴は違うの?
普段、結婚式と披露宴の違いを意識していない方も多いのではないでしょうか?
一言で違いを説明すると、結婚式は儀式、披露宴はパーティーです。
披露宴を含めて結婚式とする解釈もありますが、今回は2つを分けた場合を説明します。
結婚式
結婚式とは、結婚を誓う儀式となり、挙式と呼ぶこともあります。
この儀式は、結婚式のスタイルにより変わります。
一般的に、結婚式は、親族や親しい方たちのみで行います。
披露宴
結婚式が終わった後に行われるのが披露宴となります。
披露宴は、新郎新婦が前方に座り、結婚式より多くの親族や会社の仲間、友人にお互いを紹介する場です。
挨拶を兼ねつつ食事やお酒を楽しみ、ケーキ入刀やキャンドルサービスなどの演出があることが多いでしょう。
全体の費用において、披露宴の費用がほとんどを占めます。
披露宴と二次会との違いは?
披露宴は、親族や会社の仲間など様々な方を招待するため、基本的に進行に則って行います。
二次会は、親しい仲間同士で行うパーティーなので、披露宴よりはカジュアルな雰囲気になります。
二次会の費用は、結婚式や披露宴の費用には含めずに参加したい人が参加費を支払うケースが多いでしょう。
2. 結婚式のスタイルにより費用は変わるの?
日本において結婚式のスタイルは大きく3つあり、割合としてはこのようになっています。
キリスト教式(教会式):65.3%、神前式:19.2%、人前式:15.5%
それぞれの結婚式スタイルの費用と特徴を説明していきます。
キリスト教式(教会式)
多くの結婚式がキリスト教式を採用しています。
挙式費用は、10~20万円が相場となっています。
キリスト教式には、大きく分けてカトリック式とプロテスタント式の2つがあり、進行の方法など多少の違いがあります。
どちらの式でも、バージンロードでの入場、結婚指輪の交換や誓いのキスを教会で行うのが教会式の特徴です。
もし、よりゴージャスな挙式を考えているなら、カトリック式がおすすめです。
メリットは、式は教会内で執り行われるので天候に左右されません。
デメリットは、他の結婚式のスタイルに比べて、費用は高めになります。
神前式
神社で行う結婚式のスタイルです。
挙式費用は、5~15万円が相場となっています。
神前式で特徴的なのは、神社でお神酒を2人で飲む三三九度を行うことや、和装であることです。
メリットは、歴史ある建物にて和装で挙式ができる点です。
和装で華やかに着飾ることは一生の経験になるかもしれませんね。
デメリットは、建物が古いこともありバリアフリーでない点です。
また、神社によっては天候に左右されることもあります。
人前式
前の2つと違い、宗教やルールにとらわれない挙式です。
例えば、お気に入りのレストランを借り切って行うなど結婚式場にこだわる必要もありません。
メリットとしては、先の2つとくらべて費用を抑えることができ、オリジナルな挙式が可能なことです。
デメリットとしては、自由である分、いろいろと企画や準備をする必要があります。
このように結婚式のスタイルにより、費用や特徴なども違います。
この点も考慮して、披露宴を含めた全体の費用を検討することがとても重要です。
3. 結婚式・披露宴の費用相場について
会場の広さや招待客の人数、食事のコースや地域性により、費用は大きく変わります。
結婚式と披露宴を合わせた費用相場について、「ゼクシィ結婚トレンド調査2016」の情報をもとにして、詳しく説明していきます。
全国平均の結婚式・披露宴の費用相場
全国平均の費用相場は、約359.7万円です。
エリア別の費用内訳はこのようになっています。
- 北海道:196万円
- 青森・秋田・岩手:326.9万円
- 宮城・山形:380.6万円
- 福島:399.3万円
- 茨城・栃木・群馬:380.4万円
- 首都圏:385.5万円
- 新潟:375.6万円
- 長野・山梨:373.5万円
- 富山・石川・福井:364万円
- 東海:361.7万円
- 関西:337.4万円
- 中国:337.4万円
- 四国:362万円
- 九州:372万円
全国平均の結婚式・披露宴の招待人数
全国平均の招待人数は、約71.6人です。
エリア別の招待人数はこのようになっています。
- 北海道:83.2人
- 青森・秋田・岩手:99.9人
- 宮城・山形:76.1人
- 福島:87人
- 茨城・栃木・群馬:74.3人
- 首都圏:68.6人
- 新潟:66.8人
- 長野・山梨:74.5人
- 富山・石川・福井:64.4人
- 東海:62人
- 関西:61.9人
- 中国:66.4人
- 四国:83.9人
- 九州:93.3人
1人あたりにかかる費用
先の全国平均の費用と招待人数で割りますと、約5万円です。
エリア別で1人あたりにかかる費用はこのようになっています。
- 北海道:2.36万円
- 青森・秋田・岩手:3.27万円
- 宮城・山形:5.00万円
- 福島:4.59万円
- 茨城・栃木・群馬:5.12万円
- 首都圏:5.62万円
- 新潟:5.62万円
- 長野・山梨:5.01万円
- 富山・石川・福井:5.65万円
- 東海:5.83万円
- 関西:5.45万円
- 中国:5.08万円
- 四国:4.31万円
- 九州:3.99万円
以上の調査結果から、北海道と北東北、四国や九州が1人あたりの費用は、2~4万円前後。
それ以外の本州地域が4~5万円前後となっています。
引用・参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2016
4. 首都圏の結婚式・披露宴の費用内訳は?
地域差がありますが、ここでは首都圏の費用385.5万円の平均内訳を例に紹介していきます。
料理・飲み物
- 総額:127万円
- 1人あたり:1.97万円
衣装
- 新婦衣装:45.3万円
- 新郎衣装:16.3万円
ブライダルエステ
- 9.7万円
ブーケ
- 1つあたり3.4万円
会場装花
- 19.1万円
ペーパーアイテム(1部あたり)
- 招待状:409円
- 席礼:164円
- 席次表:415円
引出物・ギフト
- 35.4万円
写真撮影
- 22.6万円
ビデオ撮影
- 19.6万円
その他
調査結果の内訳にはありませんが、演出代、会場代、挙式費用などの諸費用が50万円前後かかります。
引用・参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2016
5. まとめ
以上より、結婚式と披露宴にかかる費用は、300~400万円前後となります。
費用を安く抑えるためには、
- 複数の結婚式場で見積もりを取る
- プランを熟考する
- 招待者の人数を調整する
- 自前で用意できるものは用意する
などの早めの準備を行うことをおすすめします。
少しでも費用を抑えて、楽しい思い出を作ってくださいね。