家で結婚式?ホームウェディングの良さ・費用・体験談を紹介!

1. ホームウェディングとは?

自宅で行う結婚式

ホームウェディングとは、自宅で行う結婚式のことです。

現代ではホテルや結婚式場でパーティーを行うのが一般的ですが、昭和の初め頃までは、自宅で行うのが普通でした。

また、海外ではホームウェディングは珍しいことではなく、外国映画や海外ドラマでそうしたシーンを見かけたことがあるはずです。

ホームウェディングが見直される理由

近年は、家族と親しい友人をゲストに招いて少人数で行う、アットホームなウェディングが人気です。

そのため、ホームウェディングが注目を集めるようになったのです。

マンションでもホームウェディングはできる

ホームウェディングと聞くと、自宅が広くなければできないと、思い込んでいるかもしれません。

ですが、小さな一軒家やマンションでも、ホームウェディングを行うことはできます。

目安として50㎡ほどあれば、ホームパーティーのようなウェディングは可能と言われています。

2. ホームウェディングのメリットは?

費用を安く抑えられる

日本でホームウェディングを行う場合には、双方の家族と親しい友人だけなど、少人数になることが多いです。

また、ホームウェディングの企画や相談、料理、衣裳、ヘアメイク、小物などの手配などをコーディネーターに依頼することになりますが、会場費や装花などにかかる費用が節約できる分、費用が安く済みます。

ホームウェディングなら、お金がなくても、きちんとした結婚式を行うことができます。

乳幼児や高齢者がいても安心

親族の中に、身体が不自由な高齢者や乳児がいる場合、結婚式場までの移動がなくて済むこと、調子が悪くなってもすぐに休めることは、大きな安心感につながります。

家族に無理のない形で、晴れ姿を見せることができるのは魅力です。

自分の希望に合ったプランがつくれる

ホームウェディングには、ホテルや結婚式場で行うパーティーのように、時間制限や必要な段取りがありません。

そのため、新郎新婦の希望通りのおもてなしを形にするようなプランで挙式が行えます。

業者によっては、自宅に牧師を呼んで、教会式のセレモニーに対応してくれるところもあるので、まずは相談してみましょう。

新居のお披露目を兼ねることも可能

結婚を機に、マイホームを購入するカップルもいることでしょう。

その場合は、新居のお披露目を兼ねて、ホームウェディングを行うのがおすすめです。

新郎または新婦の実家でホームウェディングを行う場合は、どちらかの親族に気を使わせてしまうことが多いですが、2人の自宅であれば、気兼ねなく過ごしてもらうことができます。

また、個別に友人を呼んで新居をお披露目する必要もなくなるので、一石二鳥です。

3. ホームウェディングのデメリットは?

スペースを確保するのが大変

ホームウェディングを行う際、住宅状況によっては、スペースの確保が難しいケースがあります。

会場となる部屋の家具を移動したり、それを収納しておける場所がなければ、実施できない可能性もあります。

宴会状態に陥りがち

ホームウェディングでもセレモニーは行いますが、その後食事が始まると、自宅であるという安心感から、宴会状態が続いてしまうケースが少なくないようです。

全てを身内で進行しようとすると、厳かな雰囲気になりにくいので、司会進行は友人に頼んだり、料理はケータリングにするなど、日常生活とは違う雰囲気づくりを心がけるようにしましょう。

招待状には配慮が必要

ホームウェディングを行う場合、招待状に一般的な結婚式のスタイルではないことを明記しておく必要があります。

立食なのか座卓に着席になるのか、当日は靴を脱ぐことなどは、あらかじめ伝えておく方が喜ばれます。

また、自宅までのアクセス方法もわかりやすい地図にして、招待状に同封しておくのがマナーです。

駐車場の確保が難しいこともある

ホームウェディングで一番ネックになるのが、駐車場の確保です。

住宅街の中に自宅がある場合、路上駐車するわけにいきませんが、近くに駐車場があるとも限りません。

駐車場が確保できない場合は、公共交通機関を利用するよう、お願いのコメントを招待状に加えましょう。

4. ホームウェディングの費用の目安は?

プランによって料金が変わる

ホームウェディングは、すべてを自分の思うようにプランニングするものと、あらかじめセットアップされているサービスを提供するウェディングプランに大別されます。

その内容によって、かかる費用が異なります。

共通するのはプロデュース料

ホームウェディングを専門業者に依頼する場合、プロデュース料が15万円ほどかかります。

その内容は、ホームウェディングの企画・相談・提案と人前式の司会シンク、料理やヘアメイク、衣裳、小物などの手配代行、会場のコーディネート、音響システム、当日のアテンドスタッフ2名の人件費などです。

自宅で調理する場合はコース料金がある

ホームウェディングでは、自宅に調理人を派遣し、その場で調理をするサービスもあります。

その場合、料理は1人分が1.2万円、1.5万円、1.8万円などのコースをセレクトできます。

また、一度に調理する人数によっては、追加料金が発生することもあります。

衣裳や装花などの手配もできる

ホームウェディングを専門業者に依頼する場合、ウェディングケーキや衣裳、ヘアメイク、装花、写真・ビデオの撮影などの手配もお願いできます。

ですが、すべてオプションになりますので、別途費用がかかります。

また、引き出物は新郎新婦が手配するケースが多いようです。

5. 先輩の「ホームウェディング体験談」

マイホームウェディングより

新婦の実家で、お父さまが時間をかけて建てた、母屋の隣のログハウスで結婚式を行いました。

ご両親が結婚した際の芳名帳の続きを使うなど、親子の絆を感じさせる人前結婚式を行った後は、自宅の2階に設けた披露宴会場に移動。

派遣されてきた調理人が、キッチンやベランダでつくった料理を食べ、夕方にはログハウスでお茶とデザートも楽しんでもらいました。

ホームウェディングの醍醐味が詰まった、すばらしい1日になったと思います。

引用元:自宅にお招きしたい