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1. 婚約指輪のお返しマナー
夢にまで見た彼からのプロポーズと婚約指輪
結婚を承諾して、まさに2人とも幸せの絶頂
これから先の未来は希望に溢れている…
婚約したことで、ついつい浮かれ調子になってしまいがちですが、ちょっと待ってください。
婚約指輪は「いただいたまま」ではダメなこと、ご存じでしたか?
意外と知られていない、婚約指輪のお返しマナーについてご説明します。
2. 婚約指輪は結納品と同じだと考えよう
結納と返礼品
結納とは、結婚を両家で約束することで、女性とその家に対して男性とその家から嫁入り道具を調達するための資金などを渡す儀式のことです。
結納金をもらうと、嫁(とその家)から返礼品や半返しをしなければならないのが常識でした。
最近は結婚式の簡略化や、核家族化が進んだことで結納を省略することも珍しくありません。
しかし、結納に限らず、日本には昔から「半返し」という習慣があり、頂戴したものへの返礼を欠かしませんでした。
マナーとしての半返し
結納品に対しても同様の習慣があり、半返しをすることで、より両家の関係を良好なものにすることが出来るのです。
つまり、結納を省略したとしても、婚約指輪を受け取った場合はきちんと半返しをすることが大人としてのマナーになります。
また当人同士が返礼品なしで良いと思っても、返礼品の習慣に慣れた目上の人が首を傾げてしまう可能性を考慮しておくことも忘れてはいけません。
3. 婚約指輪のお返しに何をあげるべき?
「贈り物」として考えよう
先ほど述べたように、返礼品は半返しという習慣が残るので、指輪の半額以上のものを返します。
指輪のお返しって…?と戸惑う人も多いかもしれませんが、それほど難しく考える必要はありません。
なぜなら「返礼品」ではなく「贈り物」と考えればいいからです。
婚約指輪を受け取り、嬉しかった気持ちでお返しをすればスマートですよね。
では、どのようなプレゼントを贈ればいいのでしょうか。
オススメは実用品
結婚後を視野に入れたアイテムを返礼品とするのは、とても賢いといえます。
生活に欠かせず、そして絶対に使うものならば、むしろ効率的ですよね。
最もオススメなのは「礼服」です。
特に若い男性の場合、仕事用にスーツを持っていることはあっても、きちんとした礼服を持っていることが少ないのです。
結婚すると、きちんとした身なりであることが求められる場面も多々出てきます。
そんな時に、きちんと仕立てた礼服を着ることで、社会人としても一家の大黒柱としても周囲に一目おかれるでしょう。
妻として、気立ての良さを見せるためにも格好のアイテムです。
他にも腕時計や財布など、身に着けられるものは実用性が高くオススメです。
4. 大切なのは贈る気持ち
婚約指輪を贈る習慣は何となく知っているけど、返礼品の存在は知らなかった!というカップルは少なくありません。
しかし、婚約指輪も義務ではなく、気持ちで贈るものです。
その想いに応えるという意味では、返礼品ではなく贈り物として考えることが大切です。
新しい人生の門出に相応しい、そんな返礼品を贈ることが出来れば、結婚生活もより充実したものになるのではないでしょうか。