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1. 人前式とは?
形式にとらわれない挙式
人前式は形式にとらわれることなく、場所や式次第を、新郎新婦の希望通りに行う挙式スタイルのことです、
人前式の参列者全員が、結婚の証人となります。
人前式の費用の目安
人前式は、挙式を行う場所によって会場使用料が異なるので、平均的な費用を産出するのは難しいです。
ただし、人前式用の祭壇を設置する際には、5万円ほどの実費がかかるのは共通しているようです。
人前式が行われる場所は?
人前式を行う場所には、特にルールはありません。
人前式に対応する披露宴会場や、新郎新婦の思い出の場所、さらにはレストランやゲストハウスなど、どこでも行うことができます。
2. 神前式とは?
家と家とのつながりを重視する挙式
神前式は、神社に祀られている神様の前で行う挙式スタイルのことです。
結婚により家と家がつながるという考え方で挙式が行われるので、両家の親族だけが列席するのが基本です。
神前式の費用の目安
神前式の挙式費用の目安は、5~15万円といわれています。
神殿が併設されたホテルや結婚式場の場合は、費用に衣装や着付けまで含まれているプランもあるようです。
神前式が行われる場所
神前式は、神社で行われるのが基本です。
ですが、ホテルや結婚式場に設けられた神殿で行うケースも多いです。
3. 教会式とは?
キリスト教式の挙式
教会式は、キリスト教のしきたりに則って行われる挙式スタイルのことです。
教会式の費用の目安
教会やチャペルで挙式する際の費用は、10~20万円が目安です。
この費用には、神父または牧師、聖歌隊、オルガニストへの謝礼の他、式次第、キャンドル、誓約書の料金、施設使用料が含まれているのが一般的です。
教会式が行われる場所
教会式は、教会またはチャペルで行います。
教会とは、地元の信者が礼拝を行うことを目的につくられた宗教施設のことをいいます。
そのため、原則としては信者でなければ、教会で挙式することはできません。
信者でないカップルが教会で挙式するには、数回の事前講習に参加することが義務付けられています。
一方のチャペルは、挙式を行うためにつくられた会場のことです。
そのため、宗教に関わらず、誰でも挙式を行うことができます。
人前式のメリットとデメリット
では、人前式のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
人前式のメリット
人前式の一番のメリットは、自由度が高く、オリジナルの挙式演出ができることです。
宗教を選ばないので、誰でも参列しやすいです。
また、方法次第では費用を抑えることができます。
人前式のデメリット
人前式のデメリットとしては、挙式の企画や演出を、基本的には新郎新婦で考えなければいけないことがあげられます。
人前式を得意とする専門業者のウェディングプランナーの力を借りれば、多少費用はかかっても、新郎新婦にかかる負担は軽減できます。
そして、親族や仕事関係者に年配の方が多かった場合、格式を重んじるゲストに人前式が受け入れてもらえない可能性はあります。
まず、両家のご両親と相談をするのが賢明でしょう。
神前式のメリットとデメリット
神前式にも、メリットとデメリットがあります。
神前式のメリット
神前式のメリットは、白無垢に綿帽子という、日本古来のスタイルで挙式ができることです。
神前式は家と家との結びつきを重視するので、挙式の中で互いに挨拶をする機会があるのも魅力です。
挙式は和装、披露宴はドレスと、両方の衣装が楽しめるのもポイントです。
神前式のデメリット
神前式に参列できるのは、原則として親族だけとされています。
そのため、友人に挙式に参列してもらえないことを、デメリットと感じる人がいるようです。
また、作法や決まりごとが多く、慣れない所作に戸惑って、挙式を楽しむ余裕がなかったと振り返るカップルもいるといいます。
教会式のメリットとデメリット
結婚するカップルの半数以上が選ぶといわれる、教会式のメリットとデメリットをまとめておきましょう。
教会式のメリット
教会式のメリットは、ステンドグラスやパイプオルガンの演奏、聖歌隊の賛美歌など、日常とは違う厳かな雰囲気の中でセレモニーが行われることです。
花嫁が父とバージンロードを歩けるなど、家族のぬくもりを感じやすいところも魅力です。
また、教会やチャペルであれば、挙式に友人を大勢呼ぶこともできます。
教会式のデメリット
教会式のデメリットとしては、世間一般に広く浸透しているため、新鮮味に欠ける点があげられます。
また、新郎新婦によっては、誓いの言葉やキスに抵抗感があるようです。
5. 先輩の「それぞれの体験談」
川田さんご夫妻より
和装を着て、チャペルで人前式をあげました。
美しいチャペルで、好きな和装を着てあげた挙式は、私たちにぴったりだったと思います。
挙式後には自分たちで用意した浴衣に着替えて、船上で食事会を行いました。
自分たちらしく楽しむことができ、本当に良い思い出になりました。
しょうご&みきさんより
どうしても、白無垢姿で、両親への感謝の気持ちを込めて神社で挙式したかったのです。
それで神前式を選んだのですが、雅楽の演奏と雰囲気に感動しました。
披露宴ではドレスを着ることもできましたし、両親にきちんと感謝を伝えられて、挙式して良かったと思っています。
T.Hさん、S.Oさんより
親しい人たちと心温まる結婚式をしたいと考えていたので、チャペルでの挙式を選びました。
優美なステンドグラスと、1,000本のバラが咲き誇る長いバージンロード、ロングトレーンのドレスと、荘厳な雰囲気の中で式次第が進んでいきます。
挙式前に牧師様とお話ができたことで緊張が解け、落ち着いてセレモニーに臨むことができました。
挙式後はガーデンに移動して、フラワーシャワーや写真撮影ができたことも、とても良かったと思います。
チャペルとバンケットルームが同じ建物にあったので、移動も楽にできました。